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2013年9月16日 (月)

多文化ソーシャルワーク実践者講座フォローアップ研修会報告

●日時:2013914日(土)13:30-16:30

●会場:かながわ県民センター11

●主催:神奈川県

●講師:新倉久乃(女性の家サーラー理事)

●演題:「生きる力を取り戻すために~人身売買被害者へのケースワーク実践に学ぶ~

 

★国際課・長谷川主幹挨拶

神奈川県内の外国籍県民は159千人。56人に1人が外国籍住民という計算になる。最近は留学生も増えている。こうした状況をふまえ、今年3月に「かながわ国際施策推進指針」を改定した。また、県の総合計画「かながわグランドデザイン」の中に、課題解決に向けた支援者の養成という項目があり、本研修はその一環として実施している。

県では、外国籍県民相談を実施しているが、年間約1100件の相談を受けている。こうした中、課題解決に向けて、多文化ソーシャルワーカーの役割が益々重要となってきている。これまで5年間で160人超える参加者が多文化ソーシャルワーク実践者講座を受講してきた。本日は、これまでの受講生の方々の知識・技術の向上と関係者間のネットワークづくりを目的に本研修を企画した。

 

★大川さん(司会、横浜市職員)

今日の研修では、ソーシャルワーク実践に必要な技術・理論をとらえかしてみたい。自立支援という考え方は、生活保護分野で主流になっている。日本のみならず世界各国の財政事情が悪化する中で、“自立支援”という考え方が出てきた。そうした背景を考慮すると、自立支援には、公的支援の縮小につながる契機をはらんでいる。新倉さんは以前からの知人であるが、米国での実践については詳細に聞いたことがなかったので、本日米国での取組について詳細にレポートを聞けることを楽しみにしている。

 

★新倉さん(講師)Rimg0519

ThaiCDCで働くために、タイに語学留学し、その後渡米。2006年から2012年まで米国ロスアンジェルスのThaiCDCというNPOに勤務していた。去年から、女性の家サーラーのスタッフに復帰した。団体の詳細については以下のURLを参照のこと。

http://thaicdc.org/

 

ロスアンジェルス市の中にタイタウンがあるが、ThaiCDCはタイタウンの一角にある。近郊には、チャイナタウンやリトル東京等もある。

 

ThaiCDCは、タイ移民が抱える生活問題の解消に向けて次の事業を行っている。

1, 福祉的支援と消費者としての啓蒙

2, スモールビジネスを中心とした講座の開催、ビジネスカウンセリング

3, タイタウンの観光を中心としたまちづくりや低所得者向けの住宅建設、運営のための市との協働事業

 

なお、ThaiCDCにおける新倉さんの主な業務は、人身売買が原因で米国での低賃金労働を余儀なくされている女性への支援。当日は、実際の支援事例について、レジュメをもとに講義をしてくださった。講義の詳細な内容については、下記の配布レジュメを参照のこと。

*当日配布レジュメ

「20130916sw.pdf」をダウンロード




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